天野惠子さんは82歳の現役医師。
現在も週2回、埼玉県の病院で診療を担当しています。
「女性外来」を日本に根付かせた伝説の医師として知られる天野さんは、
多忙な60代を経て70代になったときに年齢を実感したといいます。
加齢にどう対処していったのか、天野さんのチョイスは?
運動面についてお話を伺います。
●筋肉量が減り、3カ月で6㎏も体重が減少!
一般的に、加齢とともに筋肉量や骨量は減っていきます。
併せて、生活習慣病やがん、認知症など病気のリスクも上がっていきます。
(中略)
「幸い、そのときの検査では他に問題はなく、とくに生活への支障はありませんでした。
75歳のときに受けた健診でも、とくに問題ななく安心したのも束の間。
その後、体重がみるみると減っていったのです」
食事や運動など、日常生活でとくに変わったことはなし。
大きな病気をしたわけでもないのに、天野さんの体重は3カ月で6㎏も減ってしまいました。
「原因は筋肉が減ったからだったのです。
筋肉量は閉経後に徐々に減少していくのが一般的なのですが、
私の場合、75歳でいっぺんに減ってしまったのでしょう。
女性は年齢とともに、お尻の筋肉が落ちていきます。
私はもともとお尻が大きい体型だったのですが、
75歳の当時は硬い座面の椅子に座るとお尻が痛くなるほど、
筋肉が減っていました」
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